キリスト教三大巡礼地のひとつ、サンチャゴ・デ・コンポステーラ

伝説によると9世紀、
イエス・キリストの12使徒のひとり
聖ヤコブ(スペイン名・サンティアゴ)
の墓がスペイン北部で発見されました。

これを記念してここ、
サンチャゴ・デ・コンポステーラに
聖堂が建てられました。

その後、
キリスト教徒の精神的な拠り所となり
ヨーロッパ各地から多くの巡礼者が訪れます。

大聖堂は長い年月をかけて
壮大なスケールで完成しました。

中世の頃の巡礼者は、
衛生面での不安を抱えており,
大聖堂のお香で身を清めました。
これがその香炉、ボタフメイロです。

ボタフメイロとは「煙を出すもの」と言う意味。
当時、お香は病を治すと信じられていました。
長さ60m以上のロープを8人で引っ張り、その速度は70km/hにもなります。多くの巡礼者の頭の上をこのボタフメイロが行ったり来たり!

厳粛なミサの後に見るボタフメイロ。
毎日行われているわけではないので、確認してからお出かけください!