モロッコが誇る世界遺産「アイット・ベン・ハドゥ」に行きました!

アトラス山脈を越えてモロッコの南東部へ行くとオアシスの緑と渓谷が見えてきます。荒涼とした土地に「カスバ」と呼ばれる城塞化された集落があり、その中でも保存状態がよいのがここ、「アイット・ベン・ハドゥ」。迷路のように複雑なこの集落は素朴な建材、粘土や日干しレンガで建てられていますが、力強さを感じます。

名前の由来は簡単で、「アイト」は住んでいる民族グループの名前、「ベン」は息子、「ハドゥ」は指導者の名前。「ハドゥの息子たちによって築かれた集落」となります。

様々な映画の舞台としても有名で、「ソドムとゴモラ (1962)」「ナザレのイエス (1977)」「ナイルの宝石 (1987)」、そして名作「アラビアのロレンス(1962)」。最近では、「ハムナプトラ(1999)」、「グラディエーター (2000)」、「キングダム オブ ヘブン(2005)」

アニメですが、2019年に放映されたアニメ「ルパン3世Part5」のエピソード3「殺し屋は荒野に集う」もアイト・ベン・ハドゥが登場します。2月はアーモンドの花も満開。カスバ街道でお花見もできます。訪れるには暑くなく、寒くなく、絶好の季節かもしれません!