インドが誇る、ムガル帝国の最高傑作「タージマハル」

ヤムナー河のほとりに鎮座するタージマハル。莫大な国費と長い歳月をかけて建てられた大霊廟。整った総大理石のタージマハルはインド建築の最高峰と謳われています。

1632年に建築が始まり22年かけて完成。ムガル帝国5代目皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妻ムムダス・マハールの死にささげた霊廟です。完璧なまでの左右対称シンメトリックなデザインは私たちに神秘的なイメージを与えます。

多くの職人、建築家が集められ、国が傾くほどの費用が使われました。巨大なドームの白亜の霊廟、その四方を囲むように建つイスラム建築を象徴するミナレット。壁を飾る花や唐草、幾何学模様は、世界中から集められた貴石で輝いています。

このムガル文化の集大成であるタージマハルは1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。

やはりここに来るとその美しさに圧倒され、ため息がでてしまう、白亜の大理石霊廟でした。